日本大百科全書(ニッポニカ) 「バーサ(フィンランド)」の意味・わかりやすい解説 バーサ(フィンランド)ばーさVaasa フィンランド西部の港湾都市。ボスニア湾の最狭部に1606年創設された。人口5万7014(2001)。南部ポヒャンマー地方の中心地で、かつては造船が盛んであったが、現在では、機械、繊維・既製服などのほか、港湾に荷揚げされる原料を用いた精糖、コーヒーなどの工業が成立している。南部ポヒャンマー地方の穀倉地帯のみならず、ボスニア湾の対岸スウェーデンのウーメオなどとも経済的な結び付きがある。バーサ大学(1968創立)の所在地。[塚田秀雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例