ハナニラ(花韮)(読み)ハナニラ(英語表記)Ipheion uniflorum (Brodiaea uniflora); spring starflower

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハナニラ(花韮)」の意味・わかりやすい解説

ハナニラ(花韮)
ハナニラ
Ipheion uniflorum (Brodiaea uniflora); spring starflower

ユリ科多年草で,アルゼンチン原産。日本には明治時代中頃に渡来した観賞植物品種が多い。地下に径 12~20mmの鱗茎もち,ネギのような臭気がある。葉は多数,広線形肉質で長さ 15~30cm。春,高さ 10~20cmの花茎を出し,頂端に径 3cmほどの青色を帯びた白花を単生する。花被片6枚,披針形で星形に開き基部は筒状になる。花壇の縁取りなどによく利用される。 10月頃,日当りと水はけのよい場所に球根を植付ける。じょうぶで育てやすく,1度植えれば放置したままでも毎年よく花をつける。

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