ハサンの塔(読み)ハサンのとう

世界の観光地名がわかる事典 「ハサンの塔」の解説

ハサンのとう【ハサンの塔】

モロッコの首都ラバトにあるミナレット(イスラム礼拝堂の塔)。建設中の1199年、建築家マンスールが亡くなったために未完のままである。当初は高さ88mの予定だったが、44mで工事は中止された。それでも世界最大級の高さを誇る歴史的記念碑である。マラケシュにあるクトゥビアのミナレット、スペインにあるセビリアのミナレットとともに、「3兄弟ミナレット」と呼ばれる。約360本の柱だけが残され、4つの側面のすべてに異なる模様が施されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android