ハウス・エージェンシー(読み)ハウスエージェンシー

百科事典マイペディア 「ハウス・エージェンシー」の意味・わかりやすい解説

ハウス・エージェンシー

特定企業の所有するあるいは専属の広告代理店のことで,その企業あるいは企業グループのみの広告業務を行う。ハウスエージェンシーは,広告費に多額の予算を組む大手企業にとって,経費節約と企業機密の保持という点で大きなメリットを持つ。広告新聞・雑誌・テレビといった広告媒体にのせるときは,媒体側である新聞社や出版社・テレビ会社が広告代理店に媒体手数料を支払う。このとき広告代理店がハウス・エージェンシーであれば,広告主である企業は媒体手数料分を回収することになり,経費の節約につながる。しかし,第三者の客観的な視点欠落,広告表現のマンネリ化,媒体に対する影響力が小さい,機動力への不安など,さまざまなマイナス要素もあわせ持っている。→広告代理業

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