日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ノーフォーク(アメリカ合衆国)
のーふぉーく
Norfolk
アメリカ合衆国、バージニア州南東部の港湾都市。ジェームズ川河口、チェサピーク湾の入口に位置する。人口23万4403(2000)。バージニア州の商業、工業、流通の中心地である。対岸のポーツマス、ニューポート・ニューズとともにハンプトン港を構成している。造船、食肉・水産物加工、自動車、肥料、化学製品、衣類などの工業がある。合衆国海軍大西洋艦隊司令部があり、軍港、海軍航空隊、補給基地などの巨大な軍事施設が広がる。1682年に町が建設され、たばこの輸出港として発展した。戦略的に重要な位置にあり、独立戦争と南北戦争時に戦火を浴びたが、南北戦争後、鉄道の開通によって内陸部との交通が改善されて港の機能が増大した。1845年に市となった。
[菅野峰明]