日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノートル・ダム」の意味・わかりやすい解説 ノートル・ダムのーとるだむNotre-Dame フランス語で「われらの貴婦人」の意で、英語のOur Lady、ドイツ語のUnsere Liebe Frauと同義。カトリック教会における聖母マリアの尊称。このことばは聖母崇拝の気運の高まった12世紀以降使われ始めた。聖母信仰そのものは5世紀以来長い伝統があり、ノートル・ダム(聖母)の名を冠した聖堂も数多いが、シャルトルやパリのノートル・ダム大聖堂のようにこの名前をとったゴシック様式のカテドラルが生まれるのは12世紀後半以降である。[名取四郎][参照項目] | シャルトル大聖堂 | ノートル・ダム大聖堂 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノートル・ダム」の意味・わかりやすい解説 ノートル・ダムNotre-Dame フランス語で「われらの貴婦人」の意で聖母マリアをいう。マリアに捧げられた司教座聖堂および教会,修道会などにこの名を冠するものが多い。パリ,シャルトル,アミアン,ランスなどのフランスの代表的聖堂は一般にこの名で呼ばれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報