ニュートン(力の単位)(読み)にゅーとん(英語表記)newton

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ニュートン(力の単位)」の意味・わかりやすい解説

ニュートン(力の単位)
にゅーとん
newton

国際単位系SI)における力の単位で、MKS単位系の力の単位でもある。記号はN。1キログラムの質量物体に働いて、毎秒毎秒1メートルの加速度を生じさせる力と定義されている。10分の1メガダインにあたり、また、0.10197重量キログラムに相当する。1904年、ロバートソンによって提案され、名称イギリス数学者物理学者ニュートンにちなむ。固有の名称と記号をもつSI組立単位の一つである。1960年に国際単位系の力の単位となった。日本はこれより先、1951年(昭和26)の計量法で採用している。

[小泉袈裟勝・今井秀孝]

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