ドロン(中国)(読み)どろん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドロン(中国)」の意味・わかりやすい解説

ドロン(中国)
どろん / 多倫

中国、内モンゴル自治区中南部、シリンゴル盟(二級行政区)南部の県。別称トールン。閃電河(せんでんが)に沿い河北(かほく)省に接する。人口10万9794(2015)。清(しん)代にドロンノール庁が置かれ、1913年ドロン県と改められた。シリンゴル盟の経済的中心地の一つで、小麦青稞(チンコー)(ハダカエンバク)、ジャガイモゴマなどを産し、牧畜も盛んである。自動車道が東は囲場(いじょう)、西は張家口(ちょうかこう)に通じ、藍多線(正藍旗(せいらんき)―ドロン)、多豊線(ドロン―豊寧(ほうねい))が通る。匯宗(かいそう)寺、善因寺などの史跡がある。

[河野通博・編集部 2017年12月12日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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