ドリル(織物)
どりる
drill
わが国で、雲斎織という組織に同じものである。経緯(たてよこ)糸に18番手(綿番手)以下の糸を使い、綾織(あやおり)(2―1、3―1など)にした織物。用途に応じて、カーキ染めなどの無地染めにする。織物重量は中級から重目(おもめ)の綾織にした綿織物で、細綾ドリル、太綾ドリルなどの区別があるが、現在では化合繊維、あるいは綿との混紡糸を使用したものがみられる。古くは足袋(たび)底にしていたが、現在では一般に広い用途をもち、運動服、作業服、靴裏地、工業用織物など、じょうぶで強度を必要とするものに使われる。
[角山幸洋]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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「ドリル(織物)」の意味・わかりやすい解説
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