トモチクシ(読み)ともちくし

日本歴史地名大系 「トモチクシ」の解説

トモチクシ
ともちくし

アイヌ語に由来する地名。当地一帯は近代に入り茂寄もより村に包含された。仮名表記は「トモチクシ」(木村「蝦夷日記」、「地名考并里程記」、「蝦夷日誌」一編など)のほか「トモツクシ」(木村「蝦夷日記」、谷「蝦夷紀行」、「東行漫筆」)、「トムチクシ」(板本「東蝦夷日誌」、「行程記」)がある。漢字表記は一七九八年(寛政一〇年)に開削されたルベシベツ山道の碑文に「鞆筑子」(「東蝦新道記」十勝神社蔵)がみられる。「トモチクシ」とする秦「地名考」は語義について「トモはトノの訛にして殿也。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android