トキシン（読み）ときしん

デジタル大辞泉

トキシン（〈ドイツ〉Toxin）

動植物や細菌が作り出す有毒物質。毒素。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

トキシン

〘名〙 (Toxin) 細菌や動植物などから産出される有毒物質の総称。毒素。〔舶来語便覧（1912）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

世界大百科事典（旧版）内のトキシンの言及

【毒】より

…　毒薬に指定されているおもな医薬品には，アコニチン，ジギタリス配糖体，ツボクラリン(クラーレ)，ニコチン(含有10％以下の製剤は除外)，フグ毒，モルヒネ，黄リン，特定のシアン化合物，特定の水銀化合物などの製剤がある。劇薬毒薬
［毒素(トキシンtoxin)］
　高い毒性をもつ生物起源のタンパク質構造を有する物質をいい，抗原性(生体に特定の抗体を産生させる特性)をもつという特徴がある。毒素としては，たとえばジフテリア菌やボツリヌス菌などの細菌毒素あるいはヘビ毒などの動物毒素がよく知られている。…

※「トキシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」