トゥールーズ大学(読み)トゥールーズだいがく

大学事典 「トゥールーズ大学」の解説

トゥールーズ大学[フランス]
トゥールーズだいがく

フランス南西部,ミディ=ピレネー地域圏のオート=ガロンヌ県北部,トゥールーズ市にある。1229年に創設され,パリ大学に次ぎフランスで2番目に古い大学とされる。1968年の高等教育改革によって,翌69年にトゥールーズ・キャピトル第1大学(社会学,法学,経済・経営学),トゥールーズ・ル・ミライユ第2大学(文学,人文科学),トゥールーズ・ポール・サバティエ第3大学(医学,薬学,歯科医学)に分かれた。またこの三つの大学を俯瞰する形でトゥールーズ理工科学院(フランス)が統合され,七つの技術系高等師範学校を含む。2007年に研究・高等教育拠点(PRES)として刷新されて以来,トゥールーズ大学は多岐にわたる専門分野を備えるようになった。とくにエンジニアリングにおいて関連性が高い物質科学,生命科学,情報科学などの分野に秀でている。学生数10万4237(2012年)。2013年の高等教育・研究法により大学・高等教育機関共同体(COMUE)となり,名称がトゥールーズ・ミディ=ピレネー連合大学(フランス)となっている。
著者: 高橋洋行

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報