テバイン

化学辞典 第2版 「テバイン」の解説

テバイン
テバイン
thebaine

C19H21NO3(311.38).アヘンアルカロイドの一つ.コデインから誘導される.融点193 ℃.-219°(エタノール).水に微溶,エタノール,エーテルに易溶.麻酔作用は弱く,むしろストリキニーネ様のけいれんを起こすので,医薬とはしない.鎮痛作用をもつほか誘導体の合成原料として用いられる.LD50 14 mg/kg(ウサギ,皮下注).[CAS 115-37-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テバイン」の意味・わかりやすい解説

テバイン
thebaine

化学式 C19H21NO3 。アヘンアルカロイドの一種。無色柱状晶または葉状晶。融点 193℃。モルヒネの近縁化合物。水に難溶。麻酔力は弱く,けいれん作用が強い。

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