テオポンポス(英語表記)Theopompos

改訂新版 世界大百科事典 「テオポンポス」の意味・わかりやすい解説

テオポンポス
Theopompos
生没年:前378ころ-?

キオス島に生まれたギリシア歴史家イソクラテス弟子であり,マケドニア王家とも親密な関係をもった。アレクサンドロス大王没後エジプト亡命主著には,トゥキュディデスのあとをうけて前411年から前394年までの時期を扱った《ギリシア史》12巻と,フィリッポス2世業績を中心とした一種世界史の《フィリッポス伝》58巻があるが,いずれも断片しか残っていない。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android