インド南部、タミル・ナド州中東部の古都。タンジョールTanjoreともいう。人口21万5725(2001)。カーベリ川中流右岸、「南インドの穀倉」といわれる肥沃(ひよく)なカーベリ・デルタの要地に位置する。タミル文化のもっとも栄えたチョーラ朝時代(907~1310)の首都で、往時にはインド半島全域ばかりでなく、スマトラ島や中国とも関係をもっていた。その繁栄のおもかげは、11世紀につくられた壮麗なブリハディシュワラ寺院に残されている。その後も地方の重要都市として存在し、ビジャヤナガル王国時代の城塞(じょうさい)や、マラータ同盟時代のサルフォージ宮殿などが残る。現在も県都として行政の中心地であるとともに、カーベリ・デルタで生産される米、サトウキビ、ココナッツなどの一大集散地となっている。綿織物、絹、じゅうたん、宝石細工などの小規模工業が盛んで、カレッジ、高等学校などの各種教育施設も充実している。
[貞方 昇]
自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...
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