タワーハムレッツ(英語表記)Tower Hamlets

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タワーハムレッツ」の意味・わかりやすい解説

タワーハムレッツ
Tower Hamlets

イギリスイングランド南東部,グレーターロンドンを構成する 33地区の一つ。内部ロンドンに属する区で,ロンドン市(シティ)の東に接してテムズ川左岸に位置し,東はリー川によってかぎられる。伝統的にイーストエンドと呼ばれる地区とほぼ一致し,産業革命後工業地区として発展したが,それとともに工場労働者やロンドンの貧民層が住みついてスラムと化した。第2次世界大戦後,大規模な再開発計画が実施され,毎年多数の住宅が新設され,ロンドン港の重要部分をなすテムズ川沿岸のドック地帯の整備も進められた。区内にはロンドン塔,王立造幣局,ペティコートレーン・マーケットなどがあり,観光客が多い。テムズ川対岸とはタワーブリッジのほか,地下鉄用トンネルを含む数本のトンネルで結ばれる。面積 20km2人口 25万4096(2011)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android