タツタソウ(竜田草)(読み)タツタソウ(英語表記)Jeffersonia dubia; twinleaf

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タツタソウ(竜田草)」の意味・わかりやすい解説

タツタソウ(竜田草)
タツタソウ
Jeffersonia dubia; twinleaf

メギ科多年草で,イトマキグサともいう。北朝鮮,中国東北地方からアムール川流域にかけて分布し,日本へは日露戦争時に通報艦『竜田』の乗組員が持帰ったという。葉は根生で,長い柄をもち腎臓状心臓形。早春に,若葉とともに長い花柄を多数出し先端に淡紫色の美しい花を1つずつつける。山草として愛好家の間で栽培されている。

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