タキン・タン・トゥン(英語表記)Thakin Than Tun

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タキン・タン・トゥン」の意味・わかりやすい解説

タキン・タン・トゥン
Thakin Than Tun

[生]1911. カンユートクウィン
[没]1968.9.24.
ビルマ (現ミャンマー) の政治家。ラングーン師範学校を経て,同地で高校教師となった。 1939年タキン党に入党。 42年バ・モー内閣の土地農業相となり,同時に地下抵抗運動の指導者となった。第2次世界大戦後,反ファシスト人民自由連盟書記長。 46年赤旗共産党が地下に潜行すると,白旗共産党を結成,反ファシスト人民自由連盟と協力したが,ウー・ヌ首相と対立,48年反乱に踏切りゲリラを組織。 64年ビルマ共産党が親ソ,親中国両派に分裂すると,親中国派を支持。 67年白旗共産党内の「修正主義者」を追放。しかし,68年党員の中国人青年に殺害された。

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