スコポリン

化学辞典 第2版 「スコポリン」の解説

スコポリン
スコポリン
scopoline, scopolin

】scopoline:C16H18O9(354.31).クマリン配糖体の一種で,スコポレチンの7-グルコシド.ナス科ハシリドコロScopolia japonicaS.atropoides根茎に含まれる.無色の針状晶.融点218 ℃.水,エタノールに可溶,クロロホルム,エーテルに難溶.[CAS 531-44-2]【】scopolin:C8H13NO2(155.19).スコピンの異性体.スコポラミンの分解生成物であり,スコピンを酸やアルカリと加熱して異性化させると得られる.融点107~109 ℃,沸点248 ℃.[CAS 487-27-4]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android