ジュノー(小惑星)(読み)じゅのー(英語表記)Juno

翻訳|Juno

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジュノー(小惑星)」の意味・わかりやすい解説

ジュノー(小惑星)
じゅのー
Juno

小惑星。1804年にハーディングによって発見された第3番の小惑星。軌道の半長径2.67天文単位(3億9940万キロメートル)だが、離心率は0.257とやや大きい。軌道面の傾斜角も13.0度ある。公転周期は4.4年。衝のころの平均光度は9.7等級で、四大小惑星(ケレスパラスジュノーベスタ)のなかでもっとも暗く、直径も247キロメートルでもっとも小さい。表面の反射能は0.151で比較的大きく、光度変化から7.2時間ほどで自転していることがわかる。なお、ケレスは2006年以降、国際天文学連合(IAU)総会で定義された準惑星となった。

[村山定男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例