ジアノツティ病(読み)ジアノツティびょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジアノツティ病」の意味・わかりやすい解説

ジアノツティ病
ジアノツティびょう

乳児期B型肝炎ウイルスに感染したときの病型の一つ。四肢末梢 (上肢なら肘より先) 伸側に,赤みを帯びた褐色発疹 (はっしん) が認められる。顔,尻に見られることもあるが,体には発疹を見ない。大きさは直径 3mmぐらいである。黄疸 (おうだん) はないが,肝臓がはれ,肝機能検査では異常値が出る。発疹は3,4週間続いた後,消失する。一般状態はよいが,予後は慎重な追跡を必要とする。

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