シューシュタルの歴史的水利施設(読み)シューシュタルのれきしてきすいりしせつ

世界遺産詳解 の解説

シューシュタルのれきしてきすいりしせつ【シューシュタルの歴史的水利施設】

2009年に登録された世界遺産文化遺産)。イラン南西部フーゼスターン州に位置する。紀元前5世紀に、ダリウス1世時代に創建された。塔、ダム、橋などで構成され、カールーン川のギャルギャル運河とシャティート運河の2つの主要な運河を含み、ギャルギャル運河は製粉場に通じるトンネルを経由して、現在もシューシュタル市に水を供給している。古代イラン人の水資源の有効利用に関する卓越した技術力を示していることなどが評価され、世界遺産に登録された。◇英名はShushtar Historical Hydraulic System

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android