シュンギク(春菊)(読み)シュンギク(英語表記)Chrysanthemum coronarium; garland chrysanthemum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュンギク(春菊)」の意味・わかりやすい解説

シュンギク(春菊)
シュンギク
Chrysanthemum coronarium; garland chrysanthemum

キク科の一年または越年草。地中海地方原産。日本と中国で野菜として栽培され冬から春の間に若い苗をとって食用とする。全草に独特の香りがある。葉は互生して2回羽状に深く裂け,葉柄はなく基部は茎を抱く。春に株の中央に茎 (いわゆる薹〈とう〉) を伸ばし,5月頃に茎頂に径約 3cmの頭状花をつける。周辺には黄色,ときに白色雌性舌状花が並び中心部は黄色で両性管状花から成る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android