ザカージーク(英語表記)Az-Zaqāzīq

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ザカージーク」の意味・わかりやすい解説

ザカージーク
Az-Zaqāzīq

エジプト北部,ナイルデルタ東部のシャルキーヤ県の県都。カイロ北北東約 65kmに位置する。 19世紀中葉,綿花がデルタ東部地帯に導入されるとともに発展。新しい綿花地帯に水を供給する2つの運河の合流点にあり,穀物市場とエジプト屈指の綿花市場がある。繰綿,製油 (綿実油) ,石鹸製造も行われる。南東 3kmの郊外に古代王朝の都市ブバスティスの遺跡がある。人口 27万 4400 (1986推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のザカージークの言及

【ザガジグ】より

…シャルキーヤ県の県都で人口28万7000(1992)。アラビア語で正しくはザカージークal‐Zaqāzīq。地名の由来はイスラム時代ザクズーク一家が住みつき村落を形成したことから出ているが,都市としての発展を示すのは近代になってからである。…

※「ザカージーク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」