サッポロフキバッタ(英語表記)Parapodisma sapporensis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サッポロフキバッタ」の意味・わかりやすい解説

サッポロフキバッタ
Parapodisma sapporensis

直翅目バッタ科。体長 25mm内外。全体に鮮かな緑色で,後肢腿節下面は黄色を帯びる。翅は退化し,前翅は鱗片状。地上にみられ,北海道,本州 (東北地方北部山地) に分布する。日本列島ではフキバッタ類の分化がみられ,わずかの例外的な種を除き無翅または短翅で,雄の腹端部に特徴的な構造をもつ。近縁のミヤマフキバッタ P. mikadoは体長 25~35mmで本種より大きく,全体暗緑色で後肢腿節下面は紅色を帯びる。本州の山地に産する。 (→直翅類 , バッタ )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android