コミ・ペルミャク(読み)こみぺるみゃく(英語表記)Коми‐Пермяк/Komi-Permyak

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コミ・ペルミャク」の意味・わかりやすい解説

コミ・ペルミャク
こみぺるみゃく
Коми‐Пермяк/Komi-Permyak

ロシア連邦中部、ペルミ州にある自治管区。1977年までは民族管区といった。面積3万2900平方キロメートル、人口14万8800(2003推計)。行政中心地はクディムカルウラルのカマ川上流の平地にあり、木材資源に富む。主要な工業は木材加工、亜麻(あま)加工、食品工業である。農業は畜産が中心で、亜麻栽培が盛ん。林業が発達し、カマ川とその支流を利用して木材を流送している。また狩猟が盛んである。ウラル語族フィン・ウゴル語派に入るコミ・ペルミャク人が住民の大部分を占めており、農村居住者が多い。

[中村泰三]

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