ゲーツヘッド(英語表記)Gateshead

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゲーツヘッド」の意味・わかりやすい解説

ゲーツヘッド
Gateshead

イギリスイングランド北東部,タイン・ウィア地域中部の都市。周辺を含めてゲーツヘッド地区を構成する。タイン川最下流南岸にあり,同川を隔ててニューカッスルアポンタインと相対する。タイン川にかけられた橋の南側に形成された小集落が,19世紀に周辺の炭田地帯の開発に伴って商業中心地となり,人口が急増した。製鉄製鋼機械,食品などの工業があるほか,第1次世界大戦後の不況対策としてティームバレーに工業団地が建設され,軽工業を含む多種の小規模産業が設立された。ヨーロッパ最大規模のショッピングセンターがある。地区面積 142km2。地区人口 19万1300(2004推計)。都市人口 7万8403(2001)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゲーツヘッド」の意味・わかりやすい解説

ゲーツヘッド
げーつへっど
Gateshead

イギリス、イングランド北東部、タイン・アンド・ウェア県の工業都市。人口19万1151(2001)。タイン川南岸に位置し、対岸のニューカッスル・アポン・タインと五つの橋で結ばれている。ノーサンバーランド炭田を控え、19世紀後半に造船、機械、製綱、製粉などの工業が発展した。1930年代初期の大不況で斜陽化が著しく、34年特別地域に指定され、造成された工業団地に、電気機械、化学製品などの近代工業が進出した。

井内 昇]

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百科事典マイペディア 「ゲーツヘッド」の意味・わかりやすい解説

ゲーツヘッド

英国,イングランド北東部,タイン川南岸,ニューカッスル対岸の工業都市。ノーサンバーランド,ダーラムの炭田を控え,石炭のほか造船,機関車ガラス化学工業などや製粉業が行われる。7万8000人(2001)。

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