デジタル大辞泉
「グエル邸」の意味・読み・例文・類語
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グエル邸
グエルてい
Palacio Güell
スペイン北東部,カタルニャ自治州バルセロナにある旧グエル伯爵の邸宅。 A.ガウディの代表作の一つ。パリ万国博覧会に出品されたガウディの作品に魅せられ,ガウディの有力な後援者となった実業家 E.グエルの別邸として 1885~89年に建設された。建物全体はイスラム住宅建築様式とゴシック様式を基本とし,直線を排除し,リズミカルな曲線と白と灰色のやわらかな色調で統一されている。正面入口の扉部分をはじめ細部にわたり鉄による装飾を施し,中央大広間はアルハンブラ宮殿をイメージし,採光を工夫することで天空の雰囲気を出すことに成功した。 1984年グエル公園,カサ・ミラとともに世界遺産の文化遺産に登録。
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グエルてい【グエル邸】
スペイン北東部のカタルーニャ州の州都バルセロナ(Barcelona)旧市街に残る、アントニオ・ガウディ(Antonio Plácido Guillermo Gaudíy Cornet、1852~1926年)の作品群の一つ。同市内、地下鉄リセウ(Liceu)駅、またはドラサナス(Drassanes)駅の近くにあり、ランブラス通りを少し入ったところにある。ガウディがエウゼビ・グエル伯爵の依頼で設計し、1886~1890年にかけて建設した住宅で、彼の初期の傑作とされている。建物内部の装飾は、アルハンブラ宮殿の影響を受けているといわれている。現在は舞台装飾の博物館となっている。サグラダファミリアをはじめ、バルセロナのガウディの作品とともに、世界遺産に登録されている。
出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報