旺文社世界史事典 三訂版 の解説
クー−クラックス−クラン
Ku Klux Klan
南北戦争後の再建期に,南部の白人がもと奴隷である黒人に対して優越を維持するために組織し,白い山型頭巾とガウンを着用し,暴力を用いて黒人を恐怖させた。1870年代には取締法が成立して,運動は下火となったが,第一次世界大戦後は広範な反カトリック・反ユダヤ・反有色人種を主眼として活動し,一時,会員は約500万人を数えた。その後会員数は減少したが,1970年代以降女性会員を認めるようになり,会員数が増加。
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