クラウザー報告書(読み)クラウザーほうこくしょ(英語表記)Crowther Report

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クラウザー報告書」の意味・わかりやすい解説

クラウザー報告書
クラウザーほうこくしょ
Crowther Report

イギリスの中央教育諮問審議会が,1959年 G.クラウザーを議長としてまとめた報告書。いわゆるスプートニク・ショックに触発された人材開発政策に即応しようとするもので,正式の標題『15歳から 18歳まで』が示すように離学年齢の 16歳への引上げをはじめ,15歳から 18歳までの青少年の教育機会,施設課程拡充勧告。この勧告を受けて,中等教育高等教育に関する具体的な将来計画として『ニューサム報告』 (1963) や『ロビンズ報告』 (63) が発表された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android