日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 キングストン・アポン・テムズきんぐすとんあぽんてむずKingston upon Thames イギリスの首都大ロンドン南西部の区。面積37.5平方キロメートル、人口14万7295(2001)。有史前、テムズ川の渡河点に発生した集落で、中世にはアングロ・サクソン王7人の戴冠(たいかん)式が行われた歴史をもつ。その後サリー県の商工業都市として発展したが、近くにハンプトン・コート宮殿、リッチモンド公園などの公園・緑地に恵まれ、保養地としても優れ、1965年の大ロンドン発足時に近郊住宅地として併合された。[井内 昇] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例