キム・ドクス(読み)金 徳洙(英語表記)Kim Duk-soo

現代外国人名録2016 「キム・ドクス」の解説

キム・ドクス
金 徳洙
Kim Duk-soo

職業・肩書
チャンゴ奏者,音楽プロデューサー サムルノリ創始者,韓国芸術総合大学伝統芸術院教授

国籍
韓国

生年月日
1952年9月24日

出生地
忠清南道大田

学歴
韓国国楽芸術学校〔1970年〕卒,檀国大学中退

勲章褒章
韓国国民勲章〔1995年〕

受賞
福岡アジア文化賞(芸術・文化賞,第18回)〔2007年〕

経歴
韓国の伝統打楽器・枝鼓(チャンゴ)の世界的奏者。5歳で父の旅芸人集団一座(ナムサダン)に入る。早くから天才少年として注目され、7歳の時、民俗芸能の全国大会で大統領賞を獲得。1978年4つの伝統楽器(チャンゴ,ケンガリ,プク,チン)による打楽器奏者団・サムルノリ(四者遊撃)チームを結成。’80年韓国伝統芸術研究保存会・サムルノリを旗揚げ、以来、世界各国を巡演。’82年日本デビュー。’89年ソ連、中国の公演を実現。’90年平壌で開かれた全民族統一音楽会に参加、祖国統一を呼びかける。ハービー・ハンコック山下洋輔坂本龍一岡林信康やクラシックのオーケストラなどジャンルを超えたミュージシャンとの共演も多い。芸術総合大学教授として後進の指導にもあたる。2007年日韓文化交流25周年を記念して来日。著書に「世界を打ち鳴らせ―サムルノリ半生記」がある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android