カワラアカザ(読み)かわらあかざ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カワラアカザ」の意味・わかりやすい解説

カワラアカザ
かわらあかざ / 河原藜
[学] Chenopodium acuminatum Willd. var. vachelii (Hook. et Arn.) Moq.
Chenopodium virgatum Thunb.

アカザ科(APG分類:ヒユ科)の一年草。別名ホソバアカザ。高さ30~70センチメートル。下部の葉は披針(ひしん)形で鈍くとがり、上部の葉は狭披針形で先は鋭くとがる。花序は頂生、穂状花序複合による円錐(えんすい)花序をなして直立し、枝はやや太く、多数の花をつける。海岸河原砂地に普通に生え、本州四国、九州に分布する。

[小林純子 2021年1月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android