カリコ遺跡(読み)かりこいせき

日本歴史地名大系 「カリコ遺跡」の解説

カリコ遺跡
かりこいせき

[現在地名]玉城町世古 カリコ

世古せこの東方、大仏山だいぶつやま独立丘陵南西端に張出す上位段丘先端部に位置する。標高は一五―一九メートル。東西約一〇〇メートル、南北約八〇メートルの散布規模があり、多気たき大台おおだい出張でばり遺跡と並ぶ県内屈指の先土器時代遺跡。主な石器には二〇〇点を超えるナイフ形石器をはじめ、舟底形石器・掻器・細石刃・細石刃核・木葉形尖頭器などがみられる。ナイフ形石器はいずれも長さ三センチ前後で、切出形を呈するものが目立つ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android