世古村(読み)せこむら

日本歴史地名大系 「世古村」の解説

世古村
せこむら

[現在地名]玉城町世古

集落の東の沖積低地には条里制遺構が認められ開発の古さを示している。延応元年(一二三九)五月七日の大原岩午子畠地売券写(光明寺古文書)に「度会郡継橋郷乃世古村」、正応六年(一二九三)四月一二日の中臣近光畠地売券(同文書)に「度会郡継橋郷乃瀬古」とみえる。近世は和歌山藩田丸領と一部伊勢神宮領で、慶安郷帳(明大刑博蔵)によれば村高一千一四八石余のうち田方が一千四四石余である。神宮領については同帳には「高不知」とあるが、「勢国見聞集」には一四〇石とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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