オールドメリフォント修道院(読み)オールドメリフォントしゅうどういん

世界の観光地名がわかる事典 の解説

オールドメリフォントしゅうどういん【オールドメリフォント修道院】

アイルランドの首都ダブリン(Dublin)の郊外にある、同国最古のキリスト教(シトー派)修道院遺跡。現在は廃墟となっている。1142年に聖マラキによって建てられた。世界遺産に登録されている遺跡で、ニューグレンジの北のメトック川のほとり、のどかな牧場が広がる一角にある。当時のヨーロッパ大陸の建築様式の影響を受けた遺構で、1200年ごろに建設された八角形の洗手式の間をはじめ、数々の建物がある。のちのアイルランドの修道院建築に大きな影響を与えた。◇メリフォント修道院に関する資料館が併設され、出土品などが展示されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報