エレクトロクロミズム

デジタル大辞泉 「エレクトロクロミズム」の意味・読み・例文・類語

エレクトロクロミズム(electrochromism)

ある種の物質電流を流したり、電圧をかけたりすると色が可逆的に変化する現象。また、物質がもつこのような性質エレクトロクロミックという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「エレクトロクロミズム」の解説

エレクトロクロミズム
エレクトロクロミズム
electrochromism

物質が電気化学的な酸化還元反応により,可逆的な色変化,光透過率変化を示す現象の総称.平板ディスプレイを実現する可能性の一つとして考えられている.WO3は,この現象を示す無機物の代表的な物質であり,電極から電子を注入することで,W6+一部が還元されて W5+ となることで無色から青色にかわる.また,導電性高分子,金属錯体など多く有機物でも見られる現象である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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