エコファー(読み)えこふぁー

デジタル大辞泉 「エコファー」の意味・読み・例文・類語

エコ‐ファー

《〈和〉eco+fur》合成繊維を使った模造毛皮
[補説]フェイクファーと同じものをさすが、フェイク偽物という消極的な意味をもつのに対して、エコは自然環境保護の観点から模造品を肯定的にとらえる意味で用いられるようになった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「エコファー」の解説

エコファー

動物の毛皮の代わりに化学繊維を使用した人工毛皮のこと。近年、消費者の動物愛護意識の高まり、素材技術の向上、安定供給が可能になったことなどから、エコファーを導入するアパレル企業やファッションブランドが国内外で増加傾向にある。それに伴い、従来の「フェイクファー(模造毛皮)」に代わり「エコファー」という言葉が用いられるようになっている。2017年には高級ブランドの「グッチ」が、18年からミンクなどの動物の毛皮を製品に使用しない方針を示し、広く注目を集めた。

(2017-11-21)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android