百科事典マイペディア 「エグモント[伯]」の意味・わかりやすい解説 エグモント[伯]【エグモント】 ネーデルラントの大貴族。軍人。フランス・スペイン戦争(1557年―1559年)で武名をあげた。スペイン王フェリペ2世の腹心グランベルの専制に反抗し,ウィレム1世らとともにネーデルラントの貴族を率いてグランベルを退去させた。その後は運動の主流からは外れたが,アルバ公に捕らえられて処刑された。ゲーテの戯曲《エグモント》で知られ,またベートーベン作曲のその付随音楽も有名。→八十年戦争 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報