エア(イギリス)(読み)えあ(英語表記)Ayr

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エア(イギリス)」の意味・わかりやすい解説

エア(イギリス)
えあ
Ayr

イギリス、スコットランド南西部の港湾都市。人口4万8400(2002推計)。グラスゴー南西50キロメートル、クライド湾に臨む海岸保養地。港から石炭を積み出し、化学製材造船羊毛工業が行われる。スコットランドの詩人ロバート・バーンズの生地で、彼の作品『シャンタのタム』で有名な居酒屋は博物館として修復されている。スコッチウイスキーの「カティー・サーク」は船の名だが、その語源はこの物語に登場する魔女の着た短いシャツを意味するゲール語に由来する。北7キロメートルにプレストウィック国際空港がある。

米田 巌]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android