日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ウェーバー(磁束の単位)うぇーばーweber 国際単位系(SI)の磁束の単位。記号はWbである。「1回巻きの閉回路と鎖交する磁束が、一様に減少して1秒後に消滅するときに、その閉回路に1ボルトの起電力を生じさせる磁束」と定義づけられている。名称はドイツの物理学者W・E・ウェーバーの業績にちなんでいる。この単位は、1895年(明治28)にイギリスで、1931年(昭和6)に国際電気標準会議で、そして1948年に国際度量衡総会で承認され、1960年に国際単位系に固有の名称と記号をもつ単位として組み入れられた。[小泉袈裟勝・今井秀孝][参照項目] | ウェーバー | 磁束 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例