ウィリアム1世(征服王)(英語表記)William Ⅰ (the Conqueror)

山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

ウィリアム1世(征服王)(ウィリアムいっせい(せいふくおう))
William Ⅰ (the Conqueror)

1027頃~87(在位1066~87)

ノルマン朝初代のイングランド王。ノルマンディ公であったが,1066年イングランドでエドワード証聖王死に,その義弟ハロルド王位を継ぐと,証聖王の従兄弟の子として王位を要求して侵入ヘースティングズの戦いでハロルドを破って即位した(ノルマン人の征服)。ノルマン貴族を各地に封じて封建制をもって統治し,1086年全国的検地帳ドゥームズデー・ブックを作成させ,同年全国の土地所有者をソールズベリに集めて忠誠を誓わせた。イングランドの特徴とされる集権的封建制の基礎を固めた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報