イチャン・カラ(読み)イチャンカラ

百科事典マイペディア 「イチャン・カラ」の意味・わかりやすい解説

イチャン・カラ

ウズベキスタンの西部,アム・ダリヤ川の左岸に位置する,古くから知られたオアシス都市ヒバの旧市街。17世紀前半にヒバ・ハーン国の首都となった時に造られた内城で,高さ約10m,長さ2.2kmの城壁に囲まれ,城内には宮殿モスクマドラサなどの壮麗な建物が残されており,その美しさはサマルカンド,ブハラと並んで〈中央アジア真珠〉といわれている。1990年世界文化遺産に登録。

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