アレース(読み)あれーす(英語表記)Alès

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アレース」の意味・わかりやすい解説

アレース
あれーす
Alès

フランス南部、ガール県にある工業都市。古くはAlaisと書いた。人口3万9346(1999)。マッシフ・サントラル(中央群山)南のセベンヌ山地の麓(ふもと)に位置する。南東フランスでもっとも重要な炭田地帯にあり、鉄鋼業機械工業などが発達している。16世紀にはプロテスタントの中心となり、1629年にルイ13世が、この地でアレースの和約を結び、最後の宗教戦争を終えた所である。また市内には大聖堂(18世紀)、市庁舎がある。

[青木伸好]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android