アメリカ‐イギリス戦争

山川 世界史小辞典 改訂新版 「アメリカ‐イギリス戦争」の解説

アメリカ‐イギリス戦争(アメリカ‐イギリスせんそう)

Anglo-American War of 1812

1812年戦争ともいう。ナポレオン戦争中アメリカでは,イギリスによるアメリカ海運の妨害や同国と北西部インディアンとの結びつきに対する反感から,対英開戦論が強まり,1812年に宣戦した。アメリカはカナダ奪取をねらったが,準備不足のため失敗し,海軍も優勢なイギリス海軍に封じ込められた。ヨーロッパの戦争に疲れたイギリスも戦争継続を望まず,14年末勝負なしの講和が成立した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報