旺文社世界史事典 三訂版 「アブド=アルマリク」の解説
アブド=アルマリク
‘Abd al-Malik bn Marwān
ウマイヤ朝第5代カリフ(在位685〜705)
中央集権を強化し,アラビア語の公用語化や,貨幣の鋳造を行った。また異民族改宗者(マワーリー)にジズヤ(人頭税)・ハラージュ(地租)を課し,ウマイヤ朝のアラブ至上主義を押し進めた。外征においては,ヘラクレイオス朝のビザンツ帝国を破り,北アフリカを占領するなど帝国領土の拡大に成功した。
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