アイギナ島(読み)アイギナトウ

デジタル大辞泉 「アイギナ島」の意味・読み・例文・類語

アイギナ‐とう〔‐タウ〕【アイギナ島】

AiginaΑίγινα》⇒エギナ島

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「アイギナ島」の意味・わかりやすい解説

アイギナ[島]
Aigina

ギリシア南部のサロニコス湾に浮かぶ面積約85km2の島。現在名アイーナAíyina(Aígina)。変化に富む地形と良好な気候のため保養地として発展,また,ピスタチオ,オリーブ,ブドウなどを産し,陶器製造も行われている。出土品により新石器時代の人類の居住が確認されているが,ギリシア人は前2000年ころからここに定住した。前8世紀ころより海上に進出し,海運力を高め,後にアテナイとの対立を招いた。陶器・青銅器製造で知られ,またギリシア世界で最初に貨幣鋳造を行った。サロニコス湾を望む丘陵上のアファイア神殿は前6世紀末か5世紀初めの建設で,アルカイク期後期の最も完成された様式神殿といわれ,1950年代末に再建された。古代都市跡は島の北西部にあり,アポロン神殿(一時アフロディテ神殿とされていた)が見られる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アイギナ島」の意味・わかりやすい解説

アイギナ島
アイギナとう

エイナ島」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android