デジタル大辞泉
「らま」の意味・読み・例文・類語
ら‐ま
[接尾]《上代語》名詞に付いて、そのものであることを強く指定する意を表す。「奴らま」「まほらま」
「天皇が大命―と親王等又汝王たち」〈続紀宣命・聖武〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ら‐ま
〘接尾〙 (
接尾語「ら」に、さらに接尾語「ま」の付いたもの) 名詞に添えて、そのものであることを強く指定する意を表わす。「大命
(おおみこと)らま」「奴
(やつこ)らま」「まほらま」などの形で、「大命そのもの」、のように
意味を強める。
※
続日本紀‐文武元年(697)八月一七日・宣命「
現つ御神と大八嶋国知
(しろ)しめす
天皇(すめら)が大命
良麻止(おほみことラマと)詔ふ大命を」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報