精選版 日本国語大辞典 「むさくるしい」の意味・読み・例文・類語
むさ‐くるし・い
[語誌](1)虎明本狂言ではもっぱら「むさい」が使われていたのが、虎寛本狂言では「むさくろしい」が多く見られるようになり、江戸時代中期以降、「むさい」よりも「むさくろしい(むさくるしい)」が一般的になっていく。
(2)「むさくるしい」と「むさくろしい」のどちらが古い形であるかは必ずしも明確でない。
(3)明治以降は「苦(くる)しい」ということばとの結び付きが強く意識されたためか、「むさ苦しい」という表記の例が多くなる。
(2)「むさくるしい」と「むさくろしい」のどちらが古い形であるかは必ずしも明確でない。
(3)明治以降は「苦(くる)しい」ということばとの結び付きが強く意識されたためか、「むさ苦しい」という表記の例が多くなる。
むさくるし‐げ
〘形動〙
むさくるし‐さ
〘名〙
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報