まむし(読み)マムシ

デジタル大辞泉 「まむし」の意味・読み・例文・類語

まむし

《「まぶし」の音変化》京阪地方で、ウナギ蒲焼かばやき、また、うなぎどんぶりをいう語。

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精選版 日本国語大辞典 「まむし」の意味・読み・例文・類語

まむし

〘名〙 (「まぶし」の変化した語) 関西で、鰻飯(うなぎめし)をいう。→まぶし
落語浮世話(1893)〈三代目三遊亭円遊〉「西京では鰻の丼の事を、蝮(マムシ)御上りやと云ふが」

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世界大百科事典(旧版)内のまむしの言及

【ウナギ(鰻)】より

… ウナギの料理は,蒲焼およびそれを飯の上にのせてたれをかけたウナギ飯(うなどん,うな重)がもっともよく,それに緑茶をかけるウナギ茶漬も賞味される。関西ではウナギ飯を〈まむし〉とも呼び,蒲焼を飯の間に入れたり,小さく切って飯に混ぜたりする。〈まむし〉は〈まぶし〉の転で,飯にまぶすためという。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」